認知症バリアフリー宣言

福井県民生活協同組合

業種:
複合サービス事業
本店又は主たる事務所の所在地:
〒910-8557 福井県福井市開発5丁目1603番地
宣言組織の代表者:
理事長 檜原 弘樹
電話番号:
0776528466
メールアドレス:
fukushi_unei@fukuicoop.or.jp

認知症バリアフリー宣言の内容

組合員や地域のくらしと健康を守り、生活を向上させるための組織です。「組合員の幸せと地域社会のために」の理念のもと、「食と福祉と助け合い」の事業と活動と地域のネットワークによるシナジー効果を発揮し、「安全・安心のふくい」づくりに、組合員と職員、地域との協同の力で高い志を持って挑戦し続けることをめざしています。
わたしたちの使命は、「食の安全とくらしの安心で組合員と地域へのお役立ち」です。
認知症のある方やそのご家族が安心して自分らしく暮らし続けることのできる認知症バリアフリー社会の実現に向け、次の事項について、継続的な取り組みを実践していきます。
この宣言は、本部とすべての事業所を対象としています。

「人材の育成」についての具体的取組

社内教育 社外教育

増加する単身高齢世帯や認知症高齢者を地域のネットワークを通じて支えるため、認知症を正しく理解し、認知症の方やその家族を温かく見守る応援者とし、また安心して生協をご利用いただけるように組合員・職員における認知症サポーター養成に取り組んでいます。
①認知症サポーターキャラバン・メイト数 56人<2025年 6月 1日現在>
②生協内キャラバン認知症サポーター合計人数1,122人<2025年6月1日現在>
③認知症サポーター養成講座開催(28回、認知症サポーター養成数657人:2024年度)

「地域連携」についての具体的取組

自治体・専門機関等との情報交換 地域の見守りネットワーク等への参加 その他(認知症フォーラムの開催、認知症当事者の社会参加)

地域共生社会への貢献に向けて、行政や社会福祉協議会、地域運営組織、NPO、企業など多様な地域主体との地域ネットワークづくりを、地域の実情にあわせて取り組みを進めています。
①行政等との地域見守り協定(2025年6月30日現在)
福井県内9市8町と地域見守り協定を締結しています。
②行政との包括連携協定 (2025年6月30日現在)
福井県内5市1町と包括連携協定を締結しています。
③毎年、認知症フォーラムを開催し、認知症当事者ご本人もお招きして認知症フレンドリー社会実現をめざしています(6回開催、延べ参加者 920名)
④カーディーラーや喫茶店等と連携した‟ハタラク”デイサービスを運営しています。

「社内制度」についての具体的取組

介護離職防止のための制度 認知症になった場合の相談窓口の設置

介護が必要になった職員に対して介護休暇制度、介護短時間制度、介護休業制度を設けています。また、各事業所に労務相談員を配置し、介護相談も含めた悩みや相談にこたえています。

「環境整備」についての具体的取組

認知症の方でも利用しやすい店舗等の環境づくり

高齢者のコミュニティ・社会参画の場づくりや、誰もが安心して自分らしく暮らし続けることのできる地域づくりに貢献する取り組みを進めています。
①組合員による自主自発的な活動で、ふれあいサロン・大人食堂、高齢者や子育て中の家庭への家事援助を行う有償ボランティアなど、多様な援助活動を通じて地域の中で助け合いの心を育んでおり、地域のつながりづくり、介護予防や安否確認の役割も果たしています。
②店舗では自分のペースでゆっくり精算、袋詰めをしていただけるゆっくりレジを全店舗(12店舗)で導入しています。また、あったかサポーターを配置し、店内でのお困りごとに寄り添っています。
③宅配、店舗、食事宅配、移動店舗、お買い物バス等、各事業が県下全域で展開しており、地域の見守りを行い、行政と連携できる環境となっています。
④地域包括ケアシステム構築に向け、「くらしの安心」のニーズに応えた福祉介護事業を展開しています。在宅サービスと合わせて「小規模多機能」などの地域密着型サービスも拡がっています。